製造期間限定クロスの修理
リフォーム時にデザインを重視し、サンゲツの特赦なクロスを採用
2017年の春、私が所有しているアパートでリフォームを実施。
デザインに惹かれ、LDKの1面に特殊な壁紙(アクセントクロス)を採用。
サンゲツのカタログと同じような雰囲気に仕上がりました。
私だけでなく、内覧した入居希望者様(女性)も気に入り、物件選択の決定要因になりました。
この部屋は、普通のアパートよりも高級感があり、自宅に居るようなくつろぎを感じたそうです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sc8695d1becc4ae28/image/ib26257df3ed8bc95/version/1599996979/image.jpg)
退去時に問題発生
退去時にクロスの一部(床面に近い約0.5平米)が、剥がれていることが解りました。
本人の説明では、退去時に両面テープで貼ったLANケーブルのスリーブを剥がそうとしたら、
壁紙も剥がれたそうです。
一部分が剥がれた瞬間に、剥がす動作を中止すれば問題にならなかったと思います。
私は、LANケーブルのスリーブが残っていても、退去時のチェックで話題にしなかったと思います。
剥離剤を併用し、時間をかけて温風を当てながら作業すれば、クロスに影響せずに剥がせたように思います。
慌てずに一言連絡が有れば、作業を中止するよう指示できたと思います。
素材が無く修理不能
これは、サンゲツが期間限定で製造したクロスです。
製造期間は、2017年から2019年の2年間でした。
その後は製造中止になり、現在のカタログには載っていません。
前回はAmazon 経由で購入しました。
この時の業者に確認しましたが、在庫無しの回答でした。
あきらめて壁面全体を張り替えることを決定し、リフォーム業者と相談。
価格を抑えるには、「上下に分けて下側のみ張り替えたらどうか?」との提案が有りました。
カタログを見ながら検討しても、上側にふさわしい下側のデザインが見つかりません。
思考をリセットし、問題を単純化
わずかな可能性に賭けて、クロス販売業者の在庫品を調査。
時間をかけネットの中を探し、在庫品を発見。
(製品の型番を記録しておいてよかった!)
同じクロスを2メートル購入できました。
模様を合わすために無駄な部分が発生したが、部分的な張替に成功。
経年変化の影響がなく、違和感も有りません。
全面張替よりも費用が掛からず、私の負担も、退去されたお客様への請求も、少額で済みました。
お客様は全面張替を予想していたので、少ない請求額に感謝されました。
この壁紙を処分せず、今まで保存していた販売店様にお礼を申し上げます。
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